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カンボジアへの飲食店の出店を望んでいましたが、県内の財界の方から台湾へのルートを勧められたことや、金融機関からの後押しまた、海外でのラーメンブームもあってこの度、台湾への店舗を出店致しました。(平成25年に台湾店オープン)
問題点はいくつかありましたが、大きく2つの問題がありました。まず一点目に、現地の“法律や行政手続き”等を正確に理解せず、独自のルートで台湾に進出したため台湾の法律に苦労しました。二点目は“時間”の問題でした。一点目に挙げた“行政”でそのやり取りに時間を費やしたり、現状では味付けなど現地調達の材料を使用しており、当社本来の味を提供することに苦労しております。
台湾人は、フランス料理を食す感覚で”日本食”や”ラーメン”を食べていますので、接客面で丁寧な対応の出来るスタッフの育成も重要と思いました。
重要な部分としては“人材の確保”が大きく占めており、また現地の法人企業(飲食店・美容関係・印刷会社等)同士の情報交換も大切にしています。
物販企業のみではなく、飲食関係企業にも支援制度があればいいと感じております。渡航費用に加えて、製造や調理、接客サービスにおいての技術供与面に関して補助金があれば、現地経営においても人材の育成やサービス提供を円滑に成長できると感じています。
海外に店舗をオープンさせてから、ブランド力のアップや当社ホームページのアクセス増などから宣伝効果もあり、国内売上げが約5~10パーセント増加しています。また、台湾店を通じて異業種企業との交流が活発となり素材・原材料を取扱うビジネスへの理解が深まったように思います。
日本と同様のサービスの出来る人材を増やせれば、今後、新たに中国・上海などへチェーン展開を仕掛けたいと思っております。また、台湾では日本酒がブームなので当社店舗で取り扱いも考えています。さらには、モンゴルとの食品取引も手がけてみたいと考えております。